お通夜

故人の家族や親しい知人が、夜になって野獣などが襲ってくるのを避けるため

火をたきながら、眠らずに夜通し遺体を守ったのが通夜のはじまりとされています

現在では、午後6時〜午後7時に始めて午後9時頃には終わりになります


 

通夜の準備
(ご自宅の場合)

会場がご自宅の場合は、受付、祭室、僧侶控室、通夜ぶるまいの場所を確保します。

祭室は弔問客が出入りしやすい場所にします。

お庭が広ければ、受付、通夜ぶるまいの場所はテントを張って、そこを利用してもよいです。

最寄の駅からの案内板、駐車場の確保など、弔問客への心配りも必要でしょう。

(会館の場合)

会場が会館や寺院の場合は、その会場の規則に従って葬儀社がすべての設営を致します。

ご遺体(棺)が別の場所にある時は、寝台車で会場まで移送します。

ご親族の方は、開式1〜2時間前に式場入りします。

 

世話役 (お手伝や係りの方)
一般的に受付、会計、道案内などの係りの方は、御葬家側でご用意して頂きます。

どうしてもご用意できない場合は、葬儀社に相談して下さい。

また、葬儀の事をよく知っている方がいれば、その方に世話役の代表になって頂きましょう。

これらの方々には、お礼をした方が良いでしょう。

 

お寺様の接待
僧侶を開式30分ぐらい前までに、式場入りして頂くようにお願いしておきます。

この場合、ご葬家側がハイヤーを手配したり、僧侶がご自分でお車や電車で来たり、

いろいろな場合がありますので、事前にお寺様にお車をご用意するか伺っておきましょう。

遠方から来られる場合は、宿の準備も一緒に手配しておきましょう。

会場入りしたら、ご挨拶に行きます。

式終了後は、お食事の用意もしておきます。

 

服装
黒を基調とした服装を着用します。

------------------------------男性の場合--------------------------------

黒のスーツ、または濃紺のスーツでも構いません(ネクタイ、靴下、靴は黒を着用します)

和服の場合は、黒の紋付に羽織、袴で、羽織の紐はねずみ色、足袋は黒にします。

モーニングは通常お通夜では着用せず、葬儀の時に着用します(ネクタイは黒にします)

------------------------------女性の場合--------------------------------

和服の場合は、黒羽二重か縮緬の五つ紋、夏は黒の絽か紗。(羽織は着用しません)

帯や小物は黒にします(若い人の場合は帯揚げだけ白にする事もあります)

洋装の場合は、光のないシルクの黒無地のワンピースかスーツ。

長めの袖がついて、衿元のつまっている事。(小物靴なども黒で統一します)

アクセサリーは、真珠、黒燿石、黒さんごのネックレス、ブローチを付けます。

 

席順
開式10分ぐらい前には式場に入ります。

席順は、祭壇に向かって右側の1番前の1番左が喪主、続いて遺族・親族の順に座ります。

祭壇に向かって左側は、葬儀委員長、来賓などが座ります。

一般参列者は、それらの後ろに参列します。

式場の大きさや親族の人数によって席順は変わりますので、担当者の指示に従いましょう。

 

通夜
@ 通夜開始時間になると導師・式衆が入場して、読経が始まります。

A 遺族・親族・会葬者が焼香をします(会葬者の人数などで焼香の方法、順序などは変わります)

B 一般会葬者は、焼香が済むとお礼状を貰い通夜ぶるまいの席に移動します。

C この時、喪主・遺族の方は会葬者に向かって礼をします。

D 読経が終了すると導師・式衆は退場します(この時、法話・説教をお話する事もあります)

E 続いて参列者、親族も通夜ぶるまいの席に移動します

F ご遺族の何人かは、通夜終了時間まで式場で待ちます。

G 通夜終了時間になりましたら、係の方々を通夜ぶるまいの席に案内します。

H 喪主が挨拶をする場合もあります。

I 通夜は線香やローソクを絶やさないようにしますが、お休みになる場合は必ず火は消しましょう。

J 式場の場合は、宿泊が禁止の所もありますので、その式場の規則に従います。

葬儀・告別式

 

 

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